牧野 宗永(マキノ ソウエイ)
現 職
仏教文化コミュニケーター
経 歴
小学生の頃より、お寺巡りが趣味の子供で、「人の幸せ」に関心を持つ。
中学生の時、ヘルマン・ヘッセの著「シッダールタ」を読み、仏教的生き方に共感、佛教大学の仏教学科に入学。故梶山雄一先生から中観思想を、小野田俊蔵先生からチベット語、森山清徹先生から偸伽行中観派の思想を学ぶ。
チベット密教の教義と実践を学ぶためにネパールのカトマンドゥへ留学し、日本とチベットの掛け橋であった故ケツン・サンポ・リンポチェに師事。
五体投地十万回、金剛サッタの浄化の瞑想十万回、曼荼羅供養十万回、師の瞑想一千万回の過酷な前行を2回成就させ、チベット仏教ニンマ派の伝える密教の教えであるゾクチェンの伝授を受ける。
そのほか、チベット仏教ニンマ派の高僧たちから多くの貴重な伝授、灌頂を授かり、約8年間チベット仏教僧院に滞在する。
日本に帰国後、チベット仏教の叡智を美術や教育を通して伝える「仏教文化コミュニケーター」として活動。
<略歴>
1998年 佛教大学仏教学科卒業
1998年~2008年 ニンマ派「シェードゥップ・ドゥンジョリン大学」に滞在
2009年 ギャラリーヒマラヤンアート主宰
専門分野
チベット仏教、インド仏教、日本仏教、宗教
主な講演テーマ例と概要
◆生きる力 |
◆仏教に学ぶリーダーシップ |
◆仏教に学ぶモチベーションアップ |
◆仏教に学ぶコミュニケーション |
◆基礎宗教講座 |
世界三大宗教の成り立ちとその違いについてのベーシックな教養講座。 |
◆基礎仏教講座 |
原始仏教から日本の各宗派まで、仏教の基礎概念とその後の伝播による各地域での受容など。 |
◆女性のための仏教教養講座 |
管理職クラスの女性のための仏教活用講座。簡単なヨガや瞑想のレクチャー付き。 |
◆経営者のための宗教講座 |
世界を視野に入れた経営を考える経営者に必要なイスラム教、キリスト教、仏教の基礎知識の取得。 |
◆瞑想講座 |
チベット仏教式の瞑想講座 |
主なツアー研修テーマ例と概要
◆寺社仏閣巡り |
寺社仏閣を巡り、その由緒や成り立ちを見ることで自分のバックグラウンドの宗教文化への理解を深める。 |
◆ネパールツアー |
ネパールの聖地を巡りながら、アジア最大の宗教である仏教の発生を考察する。 |
◆ブータンツアー |
ブータンの聖地を巡りながら、素朴な人々の生活に触れつつ、幸せとは何かを考察する。 |
◆チベットツアー |
チベットの聖地を巡りながら、今も息づく信仰のあり方を考察する。 |
◆インドツアー |
インドの聖地を巡りながら、釈迦の生涯をひも解く。 |
主な実績
株式会社クラブツーリズム、株式会社スティラート、(株)ルネッサンス・アイズなどで講座、企業向けセミナーを開催。
主な著書
■『働く人のためのマインドフルネス』共著 (PHP研究所 2017/6) ※Kindle版はこちら。 |
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<内容紹介 Amazonサイトより> グーグル、アップルが注目し、日本でも話題の「マインドフルネス」には、集中力アップ、ストレスや疲労の軽減など、多くの効用があることが指摘されている。ただ、「マインドフルネスとは何か?」「なぜ、悩みの解決に役立つのか?」について詳解される機会は多くない。本書は、長年、ビジネスの最前線で活躍する菱田氏とチベット仏教僧院で10年以上修行した牧野氏が、より効果的にビジネスや日常に活かすことを目的に、マインドフルネスの本質に迫った異色の一冊。 【目次】 第1章 マインドフルネスの目的は「認識」することである――認識力のなさが招くさまざまな不都合 第2章 理想ではなく、まず現実を見よ――悩みと認識力 第3章 物事の「因果関係」を探れ 第4章 「思考の癖」を認識し、コントロールする方法 第5章 暴走する思考、妄想する頭脳――あなたの身近にもいる困った人をどうするか 第6章 怒りとアンガーマネジメント |
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■『なぜ殺してはいけないか』 (きずな出版 2015/5) ※Kindle版はこちら。 |
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<内容紹介 Amazonサイトより> この本は、これから仏教についてお話していきますが、それを広めるためのものではありません。(本文より) 20代の10年余りをチベット僧院で過ごし、原始仏教にいちばん近いといわれるチベット仏教を学んだ著者の書き下ろし。大日本震災のような、過酷な状況においても、理性を失うことなく、他者を思いやれる日本人。その一方で、自分の親や子、友達に対して暴力を振るったり、ときに死に至らしめる事件もあるのが、いまの日本の現状です。また世界に目を向ければ、イスラムの問題など、日本人の常識では理解できない問題が起こり、「遠い国の話」ではすまされなくなっています。そんな今の時代に、なぜ殺してはいけないのか、ということを仏教の視点から、わかりやすく解説したのが本書。終章には自分を楽にする「瞑想」の方法も収録! |
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<出版社からのコメント> 過激なテロ行為や、年少者の殺人事件など、心を痛める事件が数多く起きている昨今。 そんないまだからこそ、多くの人に読んでいただきたい1冊―。 「なぜ殺してはいけないか」一見するとあたりまえだと思われそうな言葉ですが、それを改めて考えてみることで、命の意味が理解できたように思います。この本は仏教の入門書ではありますが、仏教書に興味がない人にも是非とも手に取っていただきたいとの想いをこめて出版しました。装画・装幀は、絵本作家の五味太郎先生にお願いしました。 |